前回の運用状況報告の記事で書いたとおり、日本個別銘柄のポートフォリオが非常に好調です。
今回は、今後の戦略についてどうすべきか、考えをまとめてみました。
ポートフォリオが好調であることのメリット
今後の戦略を考える前に、自身のポートフォリオが好調であることのメリットを確認します。- 自分の銘柄選択が正解であったことに自信を持てる。
- 含み益が大きいため、次の戦略について余裕を持って考えることができる。
大きいメリットは以上の2つだと考えています。
まず、1つ目の「自信」についてですが、私は今年に投資を始めたばかりのド初心者です。自分なりに勉強し、しっかりと納得がいくまで企業を調べて投資をしたのは間違いないのですが、やはり「本当にこれでいいんだろうか……?」と、自分の銘柄選択にいまいち自信が持てなかったことは確かです。
しかし、それでもリスクを取った集中投資をして、いま現在、実際に利益を生み出すことができています。それも、短期投資による利益ではなく、長期の成長を見据えた投資をすることで、日々、利益が膨らんでいっています。
自分の力で実際に利益を生み出せるというのは、いち投資家として大きな自信に繋がります。驕りや油断は禁物ですが、今後の戦略を実行するにあたり、自信はとても大切なものです。自信がないままでは、いざという時の判断力が鈍ってしまいます。
次に、2つ目の「余裕」についてですが、これは投資をする上で必要不可欠なものです。人間というのは感情の生き物なので、余裕がないと、冷静な判断が下せません。投資において、冷静な判断が下せない場合、結果的に損失に傾く場合が多く、それがさらなる悪循環を生み出します。
いま現在の状況は大きな含み益を抱えて余裕があるため、十分に検討した上でリスクを背負った戦略を取ることもできますし、辛抱強く投資タイミングを待つという戦略を取ることもできます。
冷静に判断できる余裕を持つというのは、非常に大きなアドバンテージです。
今後の戦略をどうするか
上記のメリット、アドバンテージを持った上で、私は当面のところ、次の戦略を考えています。それはズバリ「キャッシュ比率75%を維持しながらの、無理しない配当再投資」戦略です。実はアドバイスを頂いたことでこの戦略に至ったのですが、アドバイスの丸飲みではなく、自分の中でも納得した理由付けを行った上で、この戦略を採っています。以下がその理由付けの詳細です。
まず、世界の経済状況として実際にリセッションが起こるかどうかはわからないものの、リセッション不安が依然としてあるのは疑いようがありません。この状況でさらにポジションを大きく取って、これ以上の大きなリスクを抱えるのは、私の精神的なリスク許容度的に不可能です。仮にそういうポジションを持てば、経験不足ゆえに判断を誤って損失を被る可能性が非常に大きいです。それならば、無理は禁物ということで、現状のリスク許容度に抑えるのが最善だと判断しました。
それはつまり、キャッシュ比率を75%程度に維持することです。近い将来、本当にリセッションが来れば、この潤沢なキャッシュ比率が輝くことになります。ポジポジ病に罹ってしまって既にキャッシュがない投資家たちを尻目に、「いくらでも下がるがいい!」という余裕を持ってどんどんとバーゲンセールの株を買い集めることができます。
仮にリセッションが来なかったとしても、問題はありません。そもそも、いまの相場で、自分のスキルで儲けられる限界まで儲けているのですから。
そんな戦略の中でも、配当再投資は資産を着実に増やすには有効な手段です。とは言ってもJTのようなリスクのある高配当株を買い集めるわけではなく、景気に影響されにくい手堅い銘柄を分散投資して買い集め、その配当金を再投資します。これならば、リセッションが来ても来なくても、安定して資産を増やすことができます。配当再投資は(分散投資さえすれば)誰にでも再現性のある投資法です。
以上の理由付けにより、私はこの「キャッシュ比率75%を維持しながらの、無理しない配当再投資」戦略を採っています。
今後も自分の投資スキルの限界を冷静に把握しながら、資産を着実に増やしていこうと思います。
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