1717 明豊ファシリティに長期投資する理由

2021年2月2日火曜日

雑記 日本株

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今週の2月5日(金)は私の超主力株である1717 明豊ファシリティの第3四半期決算です。
たまには決算前に何か書いてみようかなということで、タイトル通りのことを書いてみます。
こういう記事を書くとだいたい株価下がるんですけどね(笑)

明豊ファシリティとはどんな会社か?

これは以前書いた記事を参照してください。
一言で言うと、建設事業を発注者側に立って支援(CM事業)してる会社です。
発注者支援により、事業コストの削減やスケジュールの短縮に寄与しています。

明豊ファシリティの何がいいのか?

この会社のどこがそんなに好きなのか、ということを書いていきます。

財務の健全性

明豊ファシリティは財務が超健全です。
無借金経営で貸倒引当金もなく、当面の倒産の心配はまずありません。
取引先も大企業や官公庁など堅いところがほとんどで、
基本的に契約金の取りっぱぐれはありません。
入る予定の金が予定通りに入金されるというのは、健全性の面で、かなり重要なことだと思ってます。

CM事業の将来性

CM事業は国が推奨していて、実際に全国で徐々に普及しつつあります(まだまだ事例は少ないですが)。
また、これからの各地方自治体の老朽化した建物の更新需要が多数あり、
CM事業はこれらの需要をしっかりと吸収できる(=市場に成長余地がある)と考えています。

あと、私は地方公務員として勤める立場で実際に感じますが、
建設事業は、自力でコストを抑えつつスケジュール通りに推進することはほぼ不可能です。
なぜなら、建設に関して熟練した専門知識を持つ技術職員がかなり少ないからです。
そのため、当初のスケジュールの見通しが甘々だったり、
コストについても大筋で業者の言いなりになることが多いです。
その点で、国が推奨してるからというだけではなく、
CM事業は間違いなく社会に求められるものです。

長期投資に最適な成長速度

明豊ファシリティは成長がゆっくりです。年に何十%も成長しません。
しかし、少しずつ着実に成長しており、市場の成長余地もあって、かなりの永続性が望めます。
永続性が望める会社というのは長期投資に向いています。
「理想の保有期間は永遠」という言葉を実現できる可能性が高い会社だと考えています。
私にとって、明豊ファシリティ以上に安心感を持ちつつ長期投資できる会社は今のところありません。

どこに魅力を感じているか?

明豊ファシリティに魅力を感じているところが色々とあります。

まずは、早期からテレワークを導入していた先見性です。
テレワークという言葉がない時代からこれを導入していたのは素晴らしいことだと思います。

それから、生産性および残業時間を毎年改善している実績です。
コンサル業務というのは長時間労働が当たり前で、
その残業時間を削減しながら生産性を改善できるのは本当にすごいことだと思っています。
改善のために「明豊マンアワーシステム」を独自開発したというのも良いことです。
独自開発の何が良いかというと、
自分達の業務に合わせてシステムを最適化できる柔軟性があるということです。
これはパッケージソフトを導入するだけではなかなか難しいことで、そこに強みがあると思っています。

また、会社の姿勢からは、
すべてのステークホルダーの幸せを考えているように見受けられます。
取引先、社員、株主のどれかに偏ることなく全てWin-Winの関係を目指していると思います。
私はこういう会社が大好きです。

投資家の立場から、明豊ファシリティにがんばって欲しいところ

もちろん全てに大満足というわけではなく、
明豊ファシリティにもう一歩がんばって欲しいというところもあります。

まずは、投資家の理解度を深めるためのより丁寧なIR活動です。
パッと見の個人投資家には正直この会社が何をやっているのかあまりわかりません。
先日はCMに関する解説動画をアップしていましたが、
より多くの個人投資家にアピールすべく、あのようなIR活動をより丁寧に行っていくべきです。

また、それに関連しますが、
会社としての中期経営計画を出して将来の姿を想像させて欲しいと思っています。
計画を出すことで投資家に将来の姿を想像させることができ、
会社の理解度が深まることになります。

それから、CM事業を行っている会社は非上場のものを含めれば他にもいろいろとあります。
他社との競争分野の区別化・差別化している点をもっとアピールして欲しいと思っています。
他社と比較してどの程度の競争力を持っているかが、いまいち見えてこないところがやや不満です。

最後に、人員の確保です。
事業の性質上、社員数が事業成長のボトルネックになっているので、
人材確保を今まで以上にがんばって欲しいと思っています。
会社の理念を理解した優秀な人材を確保できれば成長性はさらに上がるはずです。
人材は限られているので、どうしても業界内での奪い合いになるのでしょうけど……。

今後の成長の予想(妄想)

最後に、今後の明豊ファシリティの成長について妄想してみます。
得られる情報に限りがありますので、あくまで私の妄想です。

まず、明豊ファシリティは他の非上場CM事業会社と異なり、
割と身軽に動ける会社だという印象を持っています。
実際、コロナ下でも事業が止まらないよう、
オンライン会議用の機材を取引先に貸し出すなど積極的に顧客との繋がりを持とうとしています。
こういう積極性があれば、顧客との親密な取引を継続できると思っています。

今後は、今までの実績により顧客から高い信頼を得ていることを上手く活用し、
「明豊マンアワーシステム」を顧客に上手く売り込んでいけるのではないかと踏んでいます。
ただ、顧客の既存システムが既にある中で、そこにどう売り込んでいくかは課題です。
しかし、システムが浸透すれば官公庁の生産性の低さや、
大企業病の改善にきっと役立つはずだと思っています。
それは長い目で見れば、すべての労働者の環境改善にも役立つと思っています。

ちょっと大げさかもしれませんが、
明豊ファシリティの成長が社会全体の成長に繋がり、その逆も然りだと考えています。
こういう会社を株主の立場でしっかりと見守っていき、応援していきたいと思います。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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